滝中学校の算数について情報や対策をまとめていきますので、参考にしてください。
【試験時間】
60分
ここ数年、試験時間の変更は行われていません。
【配点】
100点満点(4科目合計300点)
全体の1/3を算数が占めています。
いかに算数が合格を握っているかがお分かりになると思います。
【問題数】
20問強
20問未満の年度もありましたが、近年は23問程度の構成になっています。
【平均点】
受験者60点前後
年によって違いはもちろんありますが、概ね上記の点数となっています。
ちなみに滝中学校は、合格者平均点を公表していません。
【出題形式】
1.計算問題と一行題(3~5問)
2~6.大問(2問~5問構成の問題が出題されます。)
大問は3、4問構成の問題が多く出題されています。
【対策】
滝中学校は、人気校であることと、受験日が他の学校と重ならないことにより、倍率は2.5倍近くとなります。(2018年度は2.58倍)
2.5倍だと5人に2人の合格者ということになりますね。
よって、受験者平均点を取っても合格はできません。
それでは、算数でどのくらいの点数をとれば良いのかということですが、
7割の70点
がひとつの目安となります。
滝中学校の合格者最低点は7割(210点)前後となっています。
参考資料 一番下の合格者最低点をご覧ください。
7割を取っても合格ラインを下回る年もあるので十分ではないですが、7割は意識しておきたいですね。
1/3を占める算数でこれを大きく下回ると合格は厳しくなります。
50点満点の理科社会で6割→30点で5点マイナス
100点満点の算数国語で6割→60点で10点マイナス
この7割をクリアするためには、大問を全滅しないことがとても大切になってきます。
中には(1)を踏まえて(2)を解くような従属問題もあるため、前半の問題は特に慎重に解いていきたいですね。
時間は60分で大問が大体6題なので、大問1題に10分をかけられる計算となります。
なので、時間にはゆとりがある入試です。
過去問や本番では、解くだけでなく、どのように時間を使うかが大きなポイントになります。
過去問に取り組む時は
- 時間が余ったとしても必ず60分で取り組む
- 大問の(1)や(2)を優先的に見直す
- 考え方を書く問題がある時は、式だけを書くのではなく、言葉も書く
これを意識して過去問に取り組むことが、対策となっていきます。
【問題の特徴】
難度は易しい問題から難しい問題まで幅広く出題されています。
中難度の問題が多い印象ですが、大問は従属問題として数問に区切られているため、解きやすい作りですね。
滝中学校を象徴する問題を1題紹介しておきます。
2010年度2
問題
問題文を順序立てて考えていけばそこまで難しくない問題です。
ただ、(1)を間違えると(2)(3)も間違えてしまう可能性があり、それが注意点ですね。
滝中学校の合格ラインは高得点となることから、特に正確さを必要とされる入試と言えます。
問題文を順序立てて考える習慣を身に着け、正確さを意識した学習をしていくことが大切ですね。
これらのことを参考にして、滝中学校の合格をつかみましょう。