愛知淑徳中学校の算数についての情報や対策をまとめていきますので、参考にしてください。
【試験時間】
50分
ここ数年、試験時間の変更は行われていません。
【配点】
100点満点(4科目合計300点)
全体の1/3を算数が占めています。
いかに算数が合格を握っているかがお分かりになると思います。
【問題数】
20問強
2017年度の問題数は若干多かった(26問)が、おおよそ21問前後で出題されています。
【平均点】
受験者55点前後、合格者65点前後
年によって違いはもちろんありますが、概ね上記の点数となっています。
ちなみに2016年度は受験者平均59.6点、合格者平均71.3点、2018年度は受験者平均61.1点、合格者平均72.9点とやや高めです。
【出題形式】
1.計算問題(3、4問)
2.一行題(10問前後)
3~8.大問(1、2問構成の問題が5題前後出題される)
珍しく2017年度は3問構成の大問が1題出題されましたが、基本的には2問構成の大問が多いです。
【対策】
近年の愛知淑徳の倍率は2倍を切ることが多いです(2018年度は1.7倍)。
それでは、算数でどのくらいの点数をとれば良いのかということですが、
他の教科との兼ね合いを抜きにして、算数だけで言えば
受験者平均の55点
がひとつの目安となります。
倍率が2倍を満たないということは、
真ん中でも合格ということになりますよね。
そのため、愛知淑徳中学校を第一志望にしている方は、無理して合格者平均を目指さなくても良いということです。
ましてや、愛知淑徳中学校は南山女子を第一志望としている受験生も多く受験します。
なんとか愛知淑徳中学校に合格したいのであれば、55点のラインを目指すのも悪くないです。
55点を取るためには
半分とあと1問で近い点数は取れるはずです。
よって、過去問をやる時は「勝ち越す」ことを意識して取り組むと良いですよ。
【問題の特徴】
難度は易しい問題から難しい問題まで幅広く出題されています。
合格には易~中難度の問題が解ければ十分です。
愛知淑徳中学校を象徴する問題を1問紹介しておきます。
2015年度2(2)
ある分数の分子の数と分母の数の和は77です。この分数の分子の数を6大きくし、
分母の数を2小さくしてできた分数は、約分すると4/5になります。
はじめの分数を求めなさい。
問題文の意味を捉えた上で問題を解くことができるか?を試されている問題ですね。
愛知淑徳中学校の合格を左右するのは、このような「正しく状況を把握する力」です。
テキストや参考書の類似問題の出題は、それほど多くありません。
中難度の問題を解けるようにするためには、普段から一文一文を理解しながら解き進める習慣が必要になってきます。
算数の問題であっても、読み飛ばさずにイメージをしながら読んで、状況を図などを使って整理していきます。
それができるようになってくると、テキストに載っている問題と同じであることに気づいてきますよ。
これらのことを参考にして、愛知淑徳中学校の合格をつかみましょう。