南山女子の算数についての情報や対策をまとめていきますので、参考にしてください。
【試験時間】
50分
ここ数年、試験時間の変更は行われていません。
【配点】
200点満点(4科目合計800点)
4科目それぞれ200点満点の入試形態です。
【問題数】
21問前後
21問の出題が多いですが、20問や24問だった年度もあります。
【平均点】
年度によって、かなりばらつきがあります。
目安は
受験者90~100点、合格者120~130点
年によって違いはもちろんありますが、概ね上記の点数となっています。
2016年度は難化し、受験者70.5点、合格者108.4点でした。
また、2918年度は易化し、受験者115.4点、合格者142.8点でした。
【出題形式】
1.計算問題(基本的に5問。2013年度は10問出題されました。)
2~13.大問(大問は10~12題出題されます。1、2問構成の大問が多いですね。)
大問の最後は作図問題が出題され、作図の説明を書かせることが多いです。
【対策】
南山女子の倍率は4倍前後とかなり高いです(2018年度は3.72倍)。
単純に4人受験して、合格者は1人のイメージですよね。
それでは、算数でどのくらいの点数をとれば良いのかということですが、
他の教科との兼ね合いを抜きにして、算数だけで言えば
合格者平均点の下限、120点
が最低限の目安となります。
おそらく、120点でも少し厳しいかもしれない点数ではあります。
南山女子は合格者最低ラインを公表しています。
合格者最低ラインは60~65%が目安となってくるので、
実際は、65%の130点は欲しいかもしれません。
南山女子の算数の特徴として、
50分という短い時間で多くの大問をこなさないといけない入試であり、1題構成の大問も多く出題されます。
対策としては、
処理能力をあげることと、捨て問に時間をかけないことが有効です。
そのため、普段から効率の良い学習を目指さなければなりません。
1問1問じっくり考える学習も大切ですが、
南山女子を志望しているのであれば、ある程度で見切りをつけ、どんどん他の問題をこなしていくような学習が望ましいです。
また、過去問での練習もすごく意味のある入試形態なので、
過去問を使ってしっかり戦略を練ることも大切となってきます。
過去問を取り組みながら、
どのようにすれば目標点にたどり着くかを考え、次の過去問に活かすという過去問の使い方が大切です。
過去問の取り組み方については、過去問の取り組み方を参考にしてください。
【問題の特徴】
難度は易しい問題から難しい問題まで幅広く出題されています。
易~中難度の問題を取り切ることができれば合格ラインには達しますので、難問の対策はいりません。
南山女子を象徴する問題を1問紹介しておきます。
2010年度6(11)
問題
問題文の7.2cmを使って、体積を計算することも可能ですが、時間がかかる上に、ミスもしやすくなります。
この問題のポイントは、如何に効率良く解くかです。
南山女子の合格を左右するのは、このような「状況判断と効率の良さ」です。
状況判断をする力や、効率の良さはすぐに身につくものではありません。
普段学習している時だけでなく、
生活している中で常にどうしたら良いか?を考える習慣があってこそ身についていくものです。
ですから、普段から物事を考える習慣を持つことを意識していきたいですね。
これらのことを参考にして、南山女子の合格をつかみましょう。