愛知淑徳中学校の理科について情報や対策をまとめていきますので、参考にしてください。
【試験時間】
社会と理科合わせて60分
ここ数年、試験時間の変更は行われていません。
【配点】
50点満点(4科目合計300点)
社会と理科は国語算数の半分となります。
【問題数】
35問前後
単純に、理科に30分使うとすると、1問に1分もかけられません。
【平均点】
受験者30点前後、合格者35点前後
2014年度は内容が難しく、受験者平均点は24.7点、合格者平均点は28.4点でした。
【出題形式】
大問が8題の構成です。
(2014年度だけは6題構成でした。)
5年間をまとめると、分野(物理、化学、生物、地学)はほぼ均等になっていますが、年度によるばらつきは多少あります。(2013、2014年度は化学が多め、2016、2017年度は化学が少なめ)
【対策】
愛知淑徳中学校の理科は、社会と合同に実施されます。
例年の受験者平均点、合格者平均点を比べても社会の方が高いです。
社会の方が解きやすい訳ですから、理科がよほど得意な場合を除いて、社会から取り組んだ方がペースをつかみやすいですし、時間が足りなくなる防止にもなります。
ですから、社会から取り組むことを、おすすめします。
また、愛知淑徳中学校は、倍率2倍を下回ることが多い(2018年度は1.7倍)ので、受験者平均点が合格ラインの目安となります。
理科の点数はここ数年、受験者平均点が6割前後で安定していますので、6割を目安に取り組むと良いでしょう。
単元は、地学分野は天体が多いという傾向はありますが、直近の5年間を見るとバランスよく出題されています。
ですので、単元を絞って学習することは危険です。
全単元の基本事項を中心に、使っているテキストで用語や考え方の確認をしていくことが一番の対策となります。
また、過去問での練習もすごく意味があるので、
過去問を使ってしっかり戦略を練ることも大切となってきます。
難しい問題(正答率1桁の問題)も出題されていますが、それを対策する必要はありません。
過去問を解き終わった後の分析では、
- 過去問に取り組んでいる時に、難しい問題に時間を使っていないか
- 正答率50%以上の問題が取れているか
- 社会と理科の時間配分をどうするか
この3点は必ず分析するようにしましょう。
それ以外にも、どのように問題が出題されているのかや、問題難易度などを過去問が終わった後に分析するようにしていくと、より愛知淑徳中学校の理科について分かってくるハズです。
2017年度入試の正答率(愛知淑徳中学校入試説明会資料より)
【問題の特徴】
難度は易しい問題から難しい問題まで幅広く出題されています。
正答率50%以上の問題を取りきれば合格ラインには達します。
愛知淑徳中学校を象徴する問題を紹介しておきます。
2013年度5、6
5は気体発生の実験、6は水溶液の性質の問題ですね。
解答用紙も付けましたが、愛知淑徳中学校の理科は記述式の問題が少ないです。
解答のメインは選択式、用語、計算結果で構成されていますね。
基本的に8題の出題になるので、1題にかけられる時間は3分程度になります。
ですから、記述式の問題は少なめの構成となっているのでしょう。
5の問1も理由を説明させる問題ですが、選択式になっています。
選択肢の選択項目は多めに設定されていますので、記述式の問題を書く時間の代わりに、選択項目をしっかり吟味する時間が大切となります。
普段の学習は、記述の学習で良いですが、過去問では選択肢を吟味する練習もしておきましょう。
そして、解き終わった後の解きなおしでは、正解だった選択問題も正しい理由で選べたのかを見直すようにすると良いですね。
また、時事問題も毎年出題されていますので、重要なニュースはチェックしておくと良いでしょう。
愛知淑徳中学校の理科で重要なことは、時間の使い方です。
東海地区の入試では珍しい、社会と理科の合同入試となりますので、社会と理科をどう取り組むかで点数は変わってきます。
これを練習するのは過去問しかありませんので、過去問は社会と理科を合わせて60分でやるようにしましょう。
そして、自分に合った社会と理科の時間バランスを見つけていきましょう。
これらのことを参考にして、愛知淑徳中学校の合格をつかみましょう。
初めて拝見させていただいて
とても学校別対策
参考になりました。
南山男子、名古屋中学を受験する為
こちらの二校に関しても
対策アドバイスをいただけないでしようか?
コメントありがとうございます。
南山男子、名古屋についても記事アップしますね。
少々お待ちください。