南山男子の理科について情報や対策をまとめていきますので、参考にしてください。
【試験時間】
50分
ここ数年、試験時間の変更は行われていません。
【配点】
200点満点(4科目合計800点)
4科目それぞれ200点満点の入試形態です。
2016年度入試までは、社会が100点満点の4科目合計が700点でした。
【問題数】
40問~45問
問題数は多めですが、長文記述の出題は少ない(2018年度は0問)ので、時間にはゆとりがあります。
【平均点】
受験者5~7割、合格者6~8割
南山男子の理科の平均点は、かなりばらつきがでます。
基本的に、受験者と合格者の差は20点前後の開きとなります。
【出題形式】
大問が6~8題の構成です。
(2013年度6題、2014年度6題、2015年度7題、2016年度8題、2017年度6題、2018年度6題)
6題の出題が多いですね。
分野(物理、化学、生物、地学)に関しては、若干物理分野が多い年度がありますが、概ね均等に出題されています。
また、選択肢の出題が多いですが、ここ数年は計算問題が増加しています。
今後も、計算問題の出題が増加していくことが考えられます。
【対策】
南山男子の理科は点数のばらつきが大きいため、目標点数を設定することが困難です。
ただ、基本的な内容からの出題が多いですので、各単元の基本的な知識や考え方を身につけることが一番の優先順位となります。
また、よく出題される単元はあるので、直前期にはよく出題される単元を優先的に復習しておくことで、点数が取りやすくなります。
2013年度~2018年度の6年間で、3年以上出題された単元を出題の多い順でまとめておきます。
天体(2013年度、2014年度、2016年度、2017年度、2018年度)
気体(2014年度、2015年度、2018年度)
溶解度(2014年度、2016年度、2017年度)
滑車(2013年度、2017年度、2018年度)
天体は頻出です!
天体は苦手とする受験生も多いハズ。
南山男子を合格するためには、外せない単元ですので、理屈を理解し、テキストの問題が解ける段階まで引き上げましょう。
また、春の大三角などの知識を問う問題も多く出題されますので、受験前には知識のおさらいをしておくと良いです。
化学は、気体と溶解度を優先に!
気体は、酸素・二酸化炭素に関する問題がよく出題されています。
酸素・二酸化炭素の発生させる方法や、それぞれの性質を中心におさえておきましょう。
溶解度の計算は良く出題されています。与えられた条件(文章、表、グラフなど)から、状況を整理する練習をしましょう。
物理は、滑車を優先に!
2017年度は輪軸と共に、2018年度は浮力と共に出題されています。
融合されると難しく感じる人も多いかもしれません。
ですが、南山男子で出題されている問題は、基本と基本の組み合わせで解ける問題が多くなっています。
まずは、定滑車と動滑車の基本的な考え方を優先におさえておきましょう。
また、過去問での練習もすごく意味があるので、
過去問を使ってしっかり戦略を練ることも大切となってきます。
過去問を取り組みながら、
どのように問題が出題されているのかや、問題難易度などを過去問が終わった後に分析するようにしていくと、より南山男子の理科について分かってくるハズです。
【問題の特徴】
難度は基本的に、易しい問題から中難度の問題で構成されています。
計算問題が増えてきていますが、依然として選択肢の問題の出題が多いですので、選択肢の問題の正答率を上げることが大切になってきます。
南山男子を象徴する問題を1題紹介しておきます。
2014年度1
南山男子の理科でよく出題される「気体」の問題です。
二酸化炭素の発生・特徴・二酸化炭素が解けた水溶液の特徴について問われています。
また、選択肢の問題が多いこともお分かりになるのではないでしょうか。
ここで出題されている問題は、基本的な内容ばかりです。
日々の授業で学習する内容、テキストに載っている大切なところ、テストに出題される内容
これらをしっかり身につけていくことが、南山男子の理科を解くためには最重要事項となります。
日々の学習の積み重ねが、そのまま入試問題に直結すると言っても良いです。
難しい問題に取り組むよりも、日々の学習の基本事項をしっかりとおさえていく学習をしていきましょう。
南山男子の理科で重要なことは、基本の定着です。
授業をベースに、各単元の基本的な内容をおさえることに重きをおいた学習をしましょう。
直前期は、単元の優先順位を意識して取り組むと、より過去問の結果も変わってくるハズです。
これらのことを参考にして、南山男子の合格をつかみましょう。