教育、学習について

記憶力を上げるには

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あなたのお子さまは、「覚えることが苦手」だと感じていませんか?

お子さまだけでなく、保護者の方自身が覚えることが苦手だと思っている方もいるかもしれませんね。

 

このコンテンツでは、心理学をもとに記憶のメカニズムから記憶力を上げる方法までをお伝えします。

特に暗記が苦手、嫌いというお子さま向けに書いています。

そのような方は是非、ご参考下さい。

 

記憶のメカニズム

 

まず、記憶力を高めるために重要なことは、記憶のメカニズムを理解しておくことです。

「これを覚えなさい」と言って、お子さまがすぐに覚えられたら苦労はしません。

なぜ、覚えられないのかを探っていきましょう。

人が一度に覚えられるモノは大体6、7個

例えば、「1、8、2、7、6、4、1、2、5、2、1、6、3、4、3」

この数字を覚えて下さいと言っても、多くの人は左から6個目、7個目までが限界だと言われています。

これは、頭が良い・悪いとかは関係なく、どのような人にも当てはまります。

ですから、まずおさえておいて欲しいことは、記憶力がある人・ない人に関係なく、一度に記憶できる量はそこまで多くないということです。

 

記憶の種類

そうは言っても、私たちはたくさんのことを覚えています。

自分の名前、住所、電話番号から始まり、友達の名前や学校で学んだこと、身の周りにある道具の名前や使い方などなど・・・

実は記憶というのは「短期記憶」と「長期記憶」の2種類があると言われています。

 

短期記憶とは、さきほどの「1、8、2、7、6、4、1、2、5、2、1、6、3、4、3」を覚えるというようなものです。

今、まさに覚えようとしたものが短期記憶です。

さきほど、一度に覚えられるものは6、7個とお話ししましたが、短期記憶の容量が6、7個だと言うことです。

 

それに対し、長期記憶とは、「自分の名前、住所、電話番号から始まり、友達の名前や学校で学んだこと、身の周りにある道具の名前や使い方など」のことです。

意識した時に思い出せる記憶のことですね。

 

ですから、記憶力の良し悪しを決めているのは、「長期記憶」と呼ばれるものなのです。

人は新しいことを覚える時に、まずは短期記憶として覚え、重要な記憶はそれが長期記憶として保存されると考えられています。

記憶力を上げるためには、この短期記憶→長期記憶に持っていく過程が重要なのです。

それでは、どうしたら短期記憶を長期記憶にできるのかについて見ていきましょう。

 

記憶力を上げる方法

1.くり返し

まず、多くの人がこの方法を思い浮かべるのではないでしょうか。

覚えたいものを何度もくり返し覚える、いわゆる反復という方法ですね。

 

例えば、小学生の九九を覚える時はよくこの方法が使われます。

「3×1=3 3×2=6 3×3=9 ・・・」とくり返し覚えた経験がある人も多いのではないでしょうか。

九九を思い出していただければ分かるように、この「くり返し」という学習法は記憶するのに効果はあります。

ですが、すべてのことを「くり返し」だけで行おうとすると、膨大な時間が必要ですし、労力もかかります。

ですから、「くり返し」で覚えられることは限界があると思っておいた方が良いでしょう。

 

2.チャンク化

チャンクとは、大きな塊というような意味です。

例えば、「国際連合教育科学文化機関(UNESCO)」という用語を覚えるとしましょう。

 

これを「国、際、連、合、教、育、科、学、文、化、機、関」と一文字ずつ覚えるとすると12個のことを覚えなくてはなりません。(短期記憶の容量オーバーで覚えることはできないでしょう)

ですが、「国際、連合、教育、科学、文化、機関」と1単語ずつ覚えると6個のことを覚えることになり、短期記憶に残すことができます。

もちろん、「国際連合教育科学文化機関」という1つの塊で覚えてしまえば、1個のことを覚えることになり、より覚えやすくなりますし、記憶にも残りやすくなります。

チャンク化とは、このようにできる限り大きな塊にして覚えることを言います。

 

チャンク化を意識するのに良いのが、板書をノートに写す時です。

ノートに写す時に、一文字ずつ写している場合、チャンク化ができていないと言えます。

ノートに写す時に、出来る限り大きな塊でノートに写すことを意識し、実行していくことによりチャンク化が身につきやすくなります。

 

3.有意味化

当たり前ですが、人は大切なものほど記憶に残そうとします。

例えば、もう二度と会わないだろうと思う人の名前は聞いても忘れてしまうでしょう。

ですが、また明日も会うことが分かっている人の名前だったら、覚えようとしますし、記憶にも残りやすくなります。

 

大切なものほど記憶に残しやすいので、覚えようとしていることが「大切なことである」という意識を持つことも大事なのですが、その覚えようとしているものの意味を付け加えることも大事です。

意味を付け加えることにより、脳が「大切なことである」という判断をし、記憶に残しやすくなるのですね。

例えば、「誤解」という漢字を覚える場合、この「誤解」をひたすら覚えるよりも、「話を誤解してはいけない」というような文章で意味づけをして覚えた方が、記憶に残りやすくなります。

 

4.構造化

ものごとを関連づけて覚えるということです。

例えば、「聖徳太子」だけを覚えるよりも、「聖徳太子:遣隋使、冠位十二階、十七条の憲法」を関連付けて覚えるということです。

ここで大切なことは、持っている知識を関連づけるということです。

新しく覚えようとする事柄を今までの知識と関連づけて覚えることにより、長期記憶にしやすくなります。

 

最後に

教育心理学をもとに、記憶のメカニズムと記憶力を上げる方法をお伝えしてきました。

読んでいる方の中には、当たり前のことだなぁと感じた人がいるかもしれません。

当たり前と感じ、意識的・無意識的問わずこれらのことを行っている方は、記憶力は標準より高いと思って良いでしょう。

実は当たり前のことしか書いていません。

ですが、暗記がなかなかできないという子は、これらのことを知らない、もしくは知っていても行っていないのです。

今一度、お子さまの学習の様子を見てみるきっかけになると嬉しく思います。

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