南山女子の国語についての情報や対策をまとめていきますので、参考にしてください。
【試験時間】
50分
ここ数年、試験時間の変更は行われていません。
【配点】
200点満点(4科目合計800点)
4科目それぞれ200点満点の入試形態です。
【問題数】
25~30問程度
【平均点】
受験者100~120点、合格者120~140点
年によって違いはもちろんありますが、概ね上記の点数となっています。
2014年度は易しかったため、2014年度の平均点は高めでした。
【出題形式】
1.随筆の読解問題(10問前後)
2.物語の読解問題(10問前後)
3.漢字(6問前後)
ここ数年の読解問題は随筆文と物語文(小説)という構成になっている年度が多いです。
ただし、論説文が出た年度もあります。
読解問題の出題形式は、記述、選択肢、抜き出しの出題が大半となっていますね。
【対策】
南山女子の倍率は4倍前後とかなり高いです(2018年度は3.72倍)。
単純に4人受験して、合格者は1人のイメージですね。
それでは、国語でどのくらいの点数をとれば良いのかということですが、
他の教科との兼ね合いを抜きにして、国語だけで言えば
合格者平均の130点
がひとつの目安となります。
南山女子は合格者最低ラインを公表しています。
合格者最低ラインは60~65%が目安となってくるので、
65%の130点というのがラインとなってくるわけです。
南山女子の特徴として、
形式は、随筆と物語の2題構成の文学的文章がメインの形式をとっています。
その中でも1つの特徴として、5択の選択肢問題の出題が多いのが特徴です。
対策としては、
時間配分は漢字や、見直しの時間も考えると50分のうち、この文章読解2題を20分ずつで解き切ることが目標となってきます。
普段の読解問題の課題を取り組む時なども、20分の時間をセットし、20分以内で解く練習をしておきましょう。
そして、選択肢問題の出題が多いので
選択肢問題の解き方をしっかり確認しておきましょう。
選択肢問題の解き方は<国語>選択肢の学習方法を参考にしてください。
また、過去問での練習もすごく意味があるので、
過去問を使ってしっかり戦略を練ることも大切となってきます。
過去問を取り組みながら、
どのようにすれば目標点にたどり着くかを考え、次の過去問に活かすという過去問の使い方が大切です。
【問題の特徴】
難度は易しい問題から難しい問題まで幅広く出題されています。
易~中難度の問題を取り切ることができれば合格ラインには達します。
南山女子を象徴する問題を1問紹介しておきます。
2010年度1問3
小澤竹俊「いのちはなぜ大切なのか」より一部抜粋
今回取り上げる問題は、【B】に入るもっとも適切な言葉を選ぶ空欄補充の選択問題です。
ア:どうして桜なんてさくのだろう
イ:桜とともに私も散ってしまうのだなあ
ウ:来年も桜を見たいものだなあ
エ:桜には私の苦しみは分からないだろうなあ
オ:なんて桜って美しいものなんだろう
このような空欄補充の選択肢の問題は毎年出題されています。
さて、どれがもっとも適切かあなたは分かりましたか?
来年は桜を見られそうもない患者さんが発した言葉としては、どれもあり得そうです。
大事なことは、この患者さんの言葉を通して、筆者が何を読者に伝えたいかです。
それが国語です。
国語という教科についてをもう一度確認してみましょう。
この筆者が何を伝えたいのかが分かれば、答えが見えてくるハズです。
南山女子の国語で重要なことは、選択肢問題の解き方をおさえること。
これが優先順位として一番でしょう。
選択肢問題は問題の特性上、正しく文章を理解できているかに特化して確認できる問題です。
普段の国語の学習で、選択肢問題の解き方の確認と共に、正しく文章を理解する学習を意識しながら取り組むようにしていきましょう。
くどいですが、是非こちらを参考にしてください。
これらのことを参考にして、南山女子の合格をつかみましょう。